09.優雅クリンチ

夜の雪路を一人で歩く
天にはまんまるお月様
其の周りには
チカチカ星が輝いている
あの人は今頃何をしているのかなぁ?
誰を想っているのかなぁ?
誰の腕の中にいるのかなぁ?
真っ白い雪の中に
一粒のかけらが落ちていく
嗚呼。貴方がすきなんです
それはチョコレートのように
甘くてほろ苦い
溺哀ドルチェ