07. 悲劇のヒロイン


何かあった時
そぅ何か悲しいことがあった時
なんであたしは此処に居て
なんでこんな悩んでいるんだろうって
別にあたしは悪いことしてないんだけどなぁ
いっそ死んでしまえば
こんな苦しみなくなるのかなぁ

でも死ぬ勇気なんて無くて
ただダラダラ生きてる自分が嫌で
涙を流すことも忘れ
呆然と日々は過ぎていく
周りに心配されてるのも
気づけなくて
深い暗い闇へと落ちていく

辛いような苦しいような
不快感に息が詰まりそう
人の「頑張れ」とか「大丈夫?」とか
安い同情にはもぅ飽き飽きで
少しくらいあたしの気持ちを察してくれ

悲劇のヒロインは
皆の心を揺らすけど
皆の同情は得ることができるけど
皆の温もりを知らないのです

どぅか
笑顔の素敵な貴方は
悲劇のヒロインになどにならないで
自分の殻に閉じこもらないで
貴方の周りの人たちは
ちゃんと温もりをもってるから