12. 悲しい魔法をかけないで
22時雨が街を刺す
あなたが好きな
曲を口ずさみ
そっと車を走らせる
信号が赤に染まってく
となりの座席
温もりを失い
さっと影を落としてく
離れた途端
寂しさ込み上げるのは
贅沢な悩み
さよならは
あなたを思い出に
変えてしまう魔法
キスをして幕が閉じる
23時車が走る
会えない日々は
携帯握りながら
じっと耳を澄ましてる
電話切って
静けさ取り戻したら
現実が戻る
おやすみは
あなたを夢へと
導いてく魔法
キスをして目を閉じる
悲しい魔法をかけないで
あたしは
咽び泣く事しか
知らないのだから
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